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特集 2015.11.5UP | Artist Interview@試聴室 Vol.15

TV・ラジオ、パーソナリティ:クリス・ペプラー Chris Peppler

少年時代、暗闇で光るオーディオの明かりが大好きでした。

FMステーション『J-WAVE』の“顔”的存在であり、テレビや映画でも、その美声を生かしてマルチに活躍されているクリス・ペプラーさん。帰国子女かと思いきや、実は東京生まれの東京育ち、少年時代は特撮が大好きな“怪獣少年”だったそうです。今回はそんなクリスさんが、どのようなきっかけで音楽にハマり、音楽の送り手になったかを、思い出の曲などを試聴しながらうかがいました。

Q:まず音楽との出会いについて、教えていただけますか。

クリス・ペプラー(以下、C.P):僕は、こう見えても東京生まれの東京育ちなんです。同じ世代の日本の方と同じように、特撮もののテレビ番組に夢中で、怪獣大好き少年でした。音楽も、テレビから流れる歌謡曲を聴いて育った世代で、小学生の僕が初めて気に入って買ったドーナツ盤は、由紀さおりさんの『夜明けのスキャット』です。中学生になると、友だちに影響されて、ハードなロックも聴くようになりました。友だちの兄貴に教えられて、シカゴの『イントロダクション』と『メイク・ミー・スマイル』っていう曲が入った33回転のドーナツ盤を買いました。それが初めて買ったロックのレコードです。それからどんどんロックにハマっていって、ブラッド・スウェット&ティアーズの初来日も、14歳の時に1人で武道館に観に行ったくらいのロック少年でした。

Q:その後、さらに音楽に夢中になったきっかけは何ですか。

C.P:2、3年に一度、父の故郷のミシガン州に帰省していたのですが、13歳の夏に帰ったとき、3歳年上のいとこの親友デビッドが、髪を長くのばしてヒッピーに変貌していました。彼が聴いていたアリス・クーパーの『Love It to Death』っていうアルバムを聴いて、彼の生々しさにはドカーンとハマってしまいました。それまであまりファッションにはこだわらない方でしたが、あの夏から僕のファッションも変わり、バンドを組んで音楽を始めました。そんな僕に、父親が見つけてきてくれたのは、ポール・マッカートニーが使っていたタイプのバイオリンベースでした。僕はビートルズはあまり聴かなかったから、 バイク屋で買った反射板を貼ったり鉄ビシを打ったりしてグラムなベースにしちゃったんですよ。そのベースで、J.ガイルズ・バンドの『Full House』を弾いて、「これだ!」と、ますますハマっていきました。結局人にあげてしまいましたけどね。今ベースは10本ほど持っていますが、あのギラギラした最初のベースが一番恋しいですね。

Q:少年時代は、どんなオーディオシステムで音楽を聴いていたのですか。

C.P:最初は父親のステレオでレコードを聴いていました。でも自分のレコードが5枚くらいになった頃、どうしても自分の部屋にステレオセットが欲しくなって、両親にねだりました。やっとお許しが出たときはうれしかったですね。オーディオ雑誌を眺めて、ワクワクしながらどれにしようかと選んだのを覚えています。特撮大好き怪獣少年だった僕にとって、部屋にあるオーディオが夜光るってことだけで嬉しくて、フロントパネルのボリュームメーターやライトを、暗闇で眺めながら聴くのが大好きでした。

生放送は瞬発力が命。J-WAVE開始当初は戸惑いもありました。

Q:その後広告業界に進んだクリスさんが、ラジオ放送の世界に行くことになった経緯を教えてください。

C.P:僕は当時広告制作プロダクションに入って海外向けの広告の制作していましたが、あるときCMディレクターに「おまえ声がいいから、ちょっとナレーターもやってみないか」と言われました。当時、企業のCMは、サウンドロゴだけ外国人の英語で入れてその前後に日本語のナレーションが入るというパターンが流行っていました。バイリンガルがもてはやされていたこともあり、自分でコピーを書いて英語のナレーションも担当できる僕は、結構重宝がられたんです。始めはバイト感覚でやっていたサウンドロゴ制作ですが、だんだんその仕事が面白くなって、フリーになるべく広告プロダクションを辞めることにしました。
ただ、辞めた業界ですぐに仕事をすることは憚られたので、とりあえず声が生かせる別の業界を目指すことにしました。ちょうどその頃、友だちの杏里がFM東京でラジオ番組を持っていたのですが、彼女が1カ月くらいアメリカでアルバム録音をすることになって、彼女の代打を頼まれました。その収録が終わった後、番組のディレクターから、まもなく始まるJ-WAVEのナビゲーターに誘われたのが、この業界に入ったきっかけです。

Q:いきなりのラジオの世界で、すぐにDJはできたのですか。

C.P:最初は生放送に戸惑いましたね。今までは制作者側でしたから、じっくり煮詰めて構成してから録音に挑めましたが、生放送は瞬発力が要求されます。最初はフリートークが全然できなくて(笑)。結局は慣れることしか上達の道はなかったのですが、しばらくは発展途上というか鍛錬の時期でした。そして、3年が過ぎた91、2年頃からようやくDJという仕事が面白くなりました。

Q:音楽好きだった少年が、DJという音楽の送り手になることは、楽しかったのではないですか。

C.P:そうですね。音楽の知識や音楽に対する情熱はすごくあったので、そのあたりは非常に自分に向いていたと思います。当時のJ-WAVEには『ノンストップ・パワープレイ』という放送枠があって、パーソナリティが自ら選曲をするんですが、そこでの選曲は命をかけていました(笑)。

音が一つの塊じゃなくて、玉のように次々と届いてくる感じです。

レッド・ツェッペリンII

ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード/ブラック・メサイア

ジョン・メイヤー・トリオ/トライ!ライヴ・イン・コンサート

Q:では、この試聴室のセットで、クリスさんのお気に入りの曲を聴いてみましょう。

C.P:家から『レッド・ツェッペリンII』を持ってきました。ジミー・ペイジのリマスター版です。この7曲目『ランブル・オン』を聴いてみたいです。バスドラとベースがユニゾンで鳴るところがあるんだけど、それがどんな感じなのかな。

Q:(試聴が終わって)いかがでしたか。

C.P:いいですね。音の鳴りにジミー・ペイジのこだわりを感じます。全ての音のメリハリがすごくはっきりしていて、一つの塊になっていない。各々の音が別のシステムで再生されているような、明瞭な分離感。ベースはベースで別に鳴っているみたいな、すごくデリケートな感じがします。一つのスピーカーから出ているんだけど、楽器や声の分離がはっきりしていて、なんでも一緒くたな音じゃないですよね。

C.P:次は、9曲目『モビーディック』をお願いします。

Q:こちらの曲は、いかがでしたか。

C.P:なるほど。やっぱり立体感というか、空間感がすごいですね。一つの塊で音が来るんじゃなくて、音がひとつひとつ、玉のようにこっちに来ますよね。本当にストレートに耳に届く。ジミー・ペイジは何度もリマスターをしているので、毎回若干ミキシングが違うんです。違うアルバムも聴いてみたくなりました。お勧めはありますか。

Q:では、ディアンジェロの『エイント・ザット・イージー』を聴いてみませんか。

C.P:うーん、倍音がすごいですね。音の配置と、あとは輪郭、めりはりがある音とファジーな音がすごくはっきりしてる。音色の一つ一つの特徴が出ている感じがします。あとはボーカルの倍音の部分もすごいですね。コーラスも「コーラス」という塊じゃなくて、ちゃんといろんな人がやってるんだなっていう感じ、音のツブがよく分かります。

Q:最後に、ジョン・メイヤー・トリオをお聴きいただきましょう。ピノ・パラディーノがベースで、ドラムがスティーヴ・ジョーダンのトリオです。1曲目の『Who Did You Think I Was』をおかけします。

C.P:これかっこいいですね。ドラムがいい。チューニングが高い感じでキーンとして、緊張感があります。本当にスティックが跳ね返ってくる感じが目に浮かびます。いいですね。

このビルにこんな素敵な空間があるとは思いませんでした。

Q:今後の予定も含めて、クリスさんが夢中になっていることなどを、ファンの方にお伝えしたいと思います。

C.P:まず映像を作ってみたいという気持ちがあるんです。フルサイズの映画となるとちょっと大変ですが、ショートムービーを1本作ってみたいと思っています。僕はずっと、別所哲也さんといっしょに『ショートフィルムフェスティバル』のお手伝いをさせていただいています。基本的には司会なのですが、審査員もやらせていただいていて、毎年「今度はクリスさんも作ってみたら」と言われていました。実はすでに脚本も書いてあって、配役もイメージも固まっているのですが、なかなか撮影時間が取れないままでいます。
それとプライベートでは、今一番ハマっているのがハイドロフライトというマリンスポーツです。2012年に始まったばかりの新しいスポーツですが、趣味が高じて、妻を社長にした会社まで立ち上げてしまいました。飛んでいる状態から、バク宙をする、バックフリップという技があるのですが、昨年からこれを成功させようと、ずっと練習を重ねています。後もう少しで成功させる事ができそうです。この年になると、趣味が生きがいみたいなところがあって、つい本気になってしまいます。

Q:この試聴室は、ご予約いただければ、誰でも1時間、自分が好きなCDを聴くことができます。最後にこの試聴室に来る方へメッセージをお願いします。

C.P:このビルには僕も何回か来たことがありますが、こんな素敵な空間があるとは思いませんでした。ぜひ、ご自分のお気に入りのCDを持ってきて聴いてみてください。音源を非常に忠実に再現するので、クオリティがはっきり分かります。良くないものを補正して良く聴かせるのではなく、そのままの音を体感できます。ぜひいちど予約して遊びにいらしてください。

クリス・ペプラー Profile

1957年東京生まれ。セント・メリーズ・インターナショナル・スクールを卒業後、カリフォルニアで学生生活を送る。帰国後、広告業界でサウンドロゴの制作に携わった後、バイリンガルと美声を生かしてナレーターの道を目指す。1988年、FMラジオ局『J-WAVE』のナビゲーターに抜擢され、自身がDJを務める『TOKIO HOT 100』は、今年で27年目を迎える。ラジオ、テレビ番組のナレーターのみならず、タレントとしても活躍し、数々の番組に出演する。13歳から始めたというベースはプロ級の腕前。

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締切:2015年11月20日(金)正午(AM 12:00)
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