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特集 2015.10.8UP | Artist Interview@試聴室 Vol.14

歌手 はいだしょうこ Shoko Haida

これからも「歌を歌う」ことを大事にしたい。

“うたのおねえさん”として親しまれ、おっとりとした優しい雰囲気が魅力のはいだしょうこさん。宝塚歌劇団時代にエトワール(※)として響かせたアカぺラの美声は、ファンの間では伝説となっています。音楽一家に育ったというはいださんですが、子どもの頃はかなりの引っ込み思案だったとか。そんなはいださんが音楽の世界に入ったきっかけや、歌に対する情熱などについて、試聴室にお招きしてうかがいました。

※ 宝塚歌劇団のエトワール=オペラでいうプリマドンナにあたる歌手で、いわゆる「歌姫」を指す。

Q:まずは、音楽との出会いについてお聞かせください。

はいだしょうこ(以下、S.H):父がピアニスト、母が声楽家でしたので、物心つく頃には自然と音楽に囲まれていました。家には父の教え子さんたちがしょっちゅうレッスンに来ていたので、いつもクラシックが鳴っていたんです。それから父も母も宝塚歌劇団が大好きで、私がおなかにいる頃から、東京公演は毎月全部の組を観に行っていました。私が生まれてからも家族で「出待ち」するくらいの大ファン。小学校2年生の頃、私が初めて買ってもらったのは宝塚の『ミー・アンド・マイガール』というミュージカルのカセットテープでした。それをカーステレオで聴きながら、家族で宝塚を観に行く、というのが、私の子ども時代の思い出です。何度も繰り返して聴いたので、セリフも歌も全部覚えてしまいました。『ミー・アンド・マイガール』なら、どの役が回ってきても大丈夫なくらいです。(笑)

Q:歌を歌いはじめたのはいつ頃ですか。

S.H:実は私、小さい頃はしゃべるのが苦手で、いつも姉や母の後ろに隠れているような子どもだったんですよ。でも、いつもは引っ込み思案の私なのに、誕生日やクリスマスには、歌っている姉を押しのけて歌い出すほど、歌うことが大好きでした。ホームビデオを見ても、その時だけは生き生きしているんです。そんな子ども時代の私の夢は宝塚歌劇団か、 “うたのおねえさん”か、保母さんになることでした。小さい頃からずっとバレエや歌のレッスンは続けていたので、私が高校1年生で宝塚音楽学校を受験したいと言ったときは、家族みんなが応援してくれて、翌年合格したときは本当に喜んでくれました。

Q:宝塚音楽学校の頃は、どんな音楽を聴いていたのですか。

S.H:宝塚はレッスンだけでなく規律も厳しくて、寮の自分の部屋で好きな音楽を聴く、なんてことはできなかったんです。廊下では上級生にあいさつするのみで、私語は禁止。ですから大好きな音楽が楽しめる唯一の時間は、先輩方の公演を見に行くときのみ。これは本当に楽しみでした。先輩方の舞台を見ながら、いつか絶対、自分もあの大階段の真ん中で歌いたいと、ずっと思っていました。

「素直でいること。」を子どもたちに教えてもらいました。

Q:はいださんが2001年の公演で務めたエトワールのアカペラはファンの間でも伝説となっています。そのまま宝塚でトップスターを目指すという選択肢はなかったのですか。

S.H:それはありませんでした。エトワールで大階段の真ん中で歌うという夢が達成できた時、「自分の宝塚人生、もう思い残すことないな。」って思ってしまったんです。宝塚では公演の最後に出演者全員が大階段を下りてきてお客様に挨拶をしますが、このフィナーレでの歌いだしはエトワールの役割で、絶対に失敗は許されません。しかも私の場合はアカペラでしたので特に大変でした。今思えば、私も若かったからこそできたんだと思います。今、同じことをやれと言われても、できるかどうか……自信はありませんね(笑)。実は母も緊張していたようで東京で1カ月半、大阪で1カ月の公演をして千秋楽、私が歌い終わるのを見届けたら倒れてしまったんです。母も声楽をやっていましたから、アカペラがどれほど大変なのかも分かっていたんですね。

Q:もうひとつの夢だった“うたのおねえさん”になってみていかがでしたか。

S.H:番組の収録でたくさんの子どもたちと遊べて、本当に楽しかったです。宝塚の「大人の女性だけの世界」とは全く違う、いわば真逆の世界でしたから、最初の頃はかなり戸惑いました。でも子どもたちはすぐに新しい”うたのおねえさん”に慣れてくれました。子どもって、とても素直なんです。好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきりしていますから、こちらも「いつも素直でいる」ということを教えられた気がします。嘘な心は、すぐにばれますからね(笑)

Q:“うたのおねえさん”として活動した5年間は、どんなものだったのでしょうか。

S.H:「おかあさんといっしょ」の収録は、いつも番組の頭から終わりまでの30分をノンストップで録るんです。なぜかというと、相手が子どもですから、撮り直しなどで同じ歌を何回も歌ったりすると、子どもってすぐ飽きてしまうんですよ。カンペも子どもたちが気にしてしまうので出せません。だからセリフも歌詞も一発勝負。間違えられないんです。しかも収録はほとんど毎日。家に帰っても寝る間もないくらい、新しい曲、歌詞、振り付けを覚える毎日でした。特に最初の1年くらいは、本当に必死でしたね。 ”うたのおねえさん”を卒業して8年ほど経ちますが、今でも地方ロケなどに行くと、当時番組を見ていてくれた中学生や高校生が「うたのおねえさんだ!」って言ってくれることがあります。そんなことがあると「あの頃の子どもたちが、こんなに大きくなったんだなぁ」と嬉しくなります。『おかあさんといっしょ』の歴史に19代目“うたのおねえさん”として自分の名前が刻まれたことは、私の大切な誇りです。

音に丸みがあるのに、ボーカルにはしっかり輪郭がある。

ファントム・オブ・ジ・オペラ <完全盤> オリジナル・サウンドトラック

Q:ハーマンストア特別試聴室で音楽を聴いていただきます。きょうはCDをお持ちいただいたそうですね。

S.H:『オペラ座の怪人』を持ってきました。6曲目の『オペラ座の怪人 -アクトⅠ:1881年パリ-』を聴いてみたいです。

Q:(試聴が終って)いかがでしたか。

S.H:ライブ感がすごいですね。本当に劇場にミュージカルを観に来た気分になります。普通のオーディオで聴くと、この曲は音楽がギシギシというか、ギャンギャン鳴るような感じになってしまうんですけど、このシステムで聴くとそのようなことはありません。音に丸みがあり、しかもボーカルにはしっかり輪郭があって、全ての音がとてもクリアに聴こえます。本当にすぐそこで歌手が歌っているみたいです。

チェロ アンサンブル サイトウ/24人の直弟子による恩師への讃歌

Q:次は何を聴いてみましょうか。

S.H:クラシックを聴いてみたいですね。何かお勧めはありますか。

Q:では、チェロ・アンサンブル・サイトウによる『G線上のアリア』を聴いていただきましょう。

S.H:いいですね。とても深い。音も深いし、包まれる感がすごいです。あと楽器のパートそれぞれが、ハッキリ聴こえます。主旋律はもちろん、それ以外のパートも、埋もれちゃうこともなく、それぞれの旋律としてちゃんと耳に入ってくる。でもバラバラじゃなくて、音楽全体の一体感もある。チェロ本来の音の鳴りというか、そのままの楽器の良さが伝わってきて、温かさも感じます。

Q:はいださんの歌『しょうこのMy Favorite Songs』もぜひ聴かせていただきたいと思います。

S.H:この後に聴くのはちょっと恥ずかしいですね。でも聴くならバラードかな。5曲目の『星がきれい』は、姉と一緒に歌っています。それをお願いします。

Q:ご自身の歌の印象は、いかがでしたか。

S.H:またクラシックとは全然違うキャラクターですね。同じスピーカーなのに、不思議なくらい音楽のジャンルそれぞれの色が出ていると思います。私の声ってポップスだと、いつもちょっと伴奏に埋もれがちになるんです。でもしっかり私の声がちゃんと前に出ていました。録音したままの状態というか、素のままを素直に再生してくれるのだと思います。

もう一回勉強し直して、セミクラシックを皆さんにお届けしたい。

Q:ミュージカルや歌のお仕事で大忙しのはいださんですが、今後はどんなことをやっていきたいですか。

S.H:今はミュージカルでの活動が多く、いろいろなジャンルの歌を歌わせてもらっています。もちろんほかの仕事もさせていただいていますが、自分の中で「歌を歌う」という軸はブレないようにしたいと思っています。歌える限りは、大人の歌も子どもの歌も、歌い続けていきたいですね。自分が歌うことで、一人でも二人でも「またあしたも頑張ろう」って思ってもらえれば嬉しいです。

Q:今後具体的に歌ってみたい曲やジャンルはありますか。

S.H:オーケストラをバックに、セミクラシックを歌ってみたいです。セミクラシックと言っても、クラシックの曲をクラシックの歌い方で歌うのですが、私はあえて自分が歌うものは“セミクラシック”と言っています。やはりオペラを基礎から勉強されている専門の方と、私が歌うクラシックとはちょっと違いますから。とはいえクラシックは発声の原点ですし、宝塚時代もクラシックの歌の勉強をしてきましたので、今まで勉強してきたことを無駄にせず、もう一回勉強し直して、みなさんにお届けできたらいいなと思います。

Q:この試聴室は、ご予約いただければ、誰でも1時間、自分が好きなCDを聴くことができます。最後にこの試聴室に来る方へメッセージをお願いします。

S.H:このシステムで聴くと、今まで自分が何回も聴いていた音楽でも、今まで聴こえていなかった音が聴こえるかもしれません。ぜひ、お気に入りの音楽を聴いてみてほしいと思います。そして、この空間で大好きな音に包まれると、なんだかとっても癒やされるんです。私はここで一日中音楽を聴いていたいなと思いました。

はいだしょうこ Profile

東京都立川市生まれ。1998年に宝塚音楽学校を卒業後、宝塚歌劇団の84期生として、「千琴(ちこと)ひめか」の芸名で入団。2001年には『ベルサイユのばら2001』でエトワールを務め、アカペラの美声が伝説に。2002年に宝塚歌劇団を退団後、2003年にNHKのテレビ番組『おかあさんといっしょ』の19代目「うたのおねえさん」に就任。芸名を本名のひらがな表記の「はいだしょうこ」とする。2005年に同番組を卒業後も、「うたのおねえさん」「しょうこおねえさん」として親しまれ、歌手・女優として活躍しながら、タレントとしてバラエティ番組にも出演中。

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締切:2015年10月23日(金)正午(AM 12:00)
※当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。
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次回予告 次回の“Artist Interview@試聴室”はJ-WAVEのナビゲーターとしてもおなじみのクリス・ペプラーさんにご登場いただきます。ご期待ください。

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